あくまでも『ひぐらしのなく頃に』をネタにした短編集
PC用ノベルゲーム『ひぐらしのなく頃に』を題材にした短編集。
それぞれ執筆者の違う5編の短編が収録されています。本編制作者による公式見解とは一切関わりがない点を留意する必要があります。
内容は各執筆者によってそれぞれ執筆するスタンスが異なっており、本編では脇役の登場人物の主観で進められるストーリーあり、本編のある一編をメインキャラの心理描写を中心に、より深く掘り下げた内容あり、ある編のノベライズのようでありながら、実は『ひぐらしのなく頃に』の全体像の解明に挑んでいる作品あり、平穏な一場面に潜む狂気を描き出した作品あり、単にキャラクターとシチュエーションをパロッただけのギャグストーリーありと、非常にバラエティに富んだ内容の短編集です。
ただ、執筆者の表現力に少々ばらつきがあり、非常に面白く読めた作品もあるのですが、イマイチツッコミ不足を感じる作品、イメージがうまく伝わってこない作品もあり、全てが満足とはいい難いのが残念ですね。全体に本編には及ばないと言う印象です。
また、この本が出版された時点でリリースされていたのが第5編『目明し編』までだったということも前提条件ですね。そこまでのネタバレも、それ以降との矛盾も含んでいます。そういった点を理解した上で、『ひぐらし』に対する他人の見解を楽しもうと言う姿勢で読むべき作品集ですね。
ひぐらしファンは買って損はなし。
まず最初に、アンソロジーですから、当然のことながら原作を 知らないとまったく楽しめないです。なにを言いたいのか、なにを 言っているのかさえ、分からないことが多いと思います。しかし、原作が好きだったら絶対に買いです。ノベルと言うこともあり コミックアンソロジーよりも、原作の雰囲気で読め、作中に使われた 音楽や効果音なども脳内に流れてくるほど、どれも良いストーリーです。 全238ページで、作品数は5つ。そのうちの一つがギャグであとは シリアスなお話しです。このページ数で5作品ですから、どの作品も 読み応えがあります。 豪華イラストレーター陣による挿絵があり、この挿絵も各話に花を 添えています。もし、買おうかどうしようかと迷っているのなら 絶対に買って損はないと言い切れます。 ただし、原作の「目明かし編」まで読み終えていないと、ネタバレに なるところもありますので、ご注意下さい。
ソフトガレージ
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